北の歳時記

道東の自然と野鳥を紹介しています

2013年01月

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 これは日本最小クラスの一つであるヒガラです。厳冬期にこのクラスの
小鳥が吐く息が白く写らんもんかなと思う事がありますが、今までそんな
写真は見た事はないですけどね。

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 昨日のケアシノスリは♀の幼鳥でしたが、こっちは♂の成鳥です。ビックリする程
美しいく白いケアシで頭部はブルーがかっていました。道東にはほぼ毎年ケアシノスリ
は渡来しますがほとんどが幼鳥です。また会いたいものです。

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プロフィールで使ってるケアシノスリの写真。ほとんど人を恐れなかった
個体で目の前の雪面にダイブしてくれた時の写真。そう言えば、今年はまだ
見てませんね。

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 先日、私の住む町でシマフクロウの講演会がありましたが、アイヌ民族には
シマフクロウにまつわる沢山の伝承があります。その中から一つ。

「この世創り」

 遠い遠いはるかな古、コタンコロカムイ(国造り神)がこの世を創りかけたとき、
地上には人ひとりなく、けものの鳥も魚もまったくいなかった。この世は深い霧に
つつまれて、はてもなくずくずくの湿地がつづいていた。
 コタンコロカムイはまずせきれいを創って、地上に降ろした。つづいて神も地上
に降り経って、土地を拓きはじめた。するとせきれいは、地上をとびまわって、爪
で大地を掻き、翼でぱたぱたと打ち、尾っぽをひょこひょこ上下にしてせっせと土
地を固めた。毎日毎日、コタンコロカムイとせきれいは働きつづけた。すると、せ
きれいの歩いた湿地は少しずつ少しずつ固く乾いて、ひらたい土地が広がり、やが
て楽しいこの世はできあがった。(アイヌの昔話 稲田浩二編 より)

*本州ではせきれいの代わりに雉子がその役割の鳥みたいですね。

 もっと北のアラスカの先住民族の国造り神はワタリガラスが多いようですが、
アイヌ民族もワタリガラスと普通のカラスを見分けていただろうから、似たような
話しがあるのかな?

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 これはキンクロハジロ。カモの中では目付きの悪さは1番だと個人的には
思ってます。日本中どこでもいますが、スズガモよりは少ないです。この辺
には一年中いますが、繁殖もどこかでしてるように思いますが、まだヒナ連
れは見た事無いです。

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 これはクロガモ。クロガモも普段は外海にいますが、k別漁港にはいつも群が入ってます。
ボコボコした頭と目玉焼きの黄身のようなクチバシのコブ、いつ見ても変なカモです。

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 冬季の漁港は普段接近できない海ガモやウミスズメ類を、真近で撮影できる
チャンスがあります。このホオジロガモはどこでもいますが、普段はあまり近
くには来ませんが風や波があると結構岸に寄ってくれます。
 でも、漁港での撮影は夢中になってると車ごとドボンって事もありえますの
で要注意です。そしてけっして漁師さんの作業の邪魔にならない様に、作業中
は港に入らん様にして下さい。

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 今年は道東の三カ所にヒメハジロが来てます。♂はやっぱり綺麗ですね。

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 上手く使えてませんが、このレンズ気に入ってます。写真は
「6羽のツメナガホオジロ」ですけど、50mmではこんな感
じです。でも実際に見た雰囲気に近いですね。きっと風景より
は花とか向きだとは思います。フードはミラーレス用のがカメ
ラバックの中にあったのでちょっと細工して付けてみたら意外
にしっくりきたような・・。

data ツメナガ:EF50F1.8 2  フード:SIGMA18-50F3.5-5.6DC

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 そろそろ、流氷バックが撮れそうな時期になりました。

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