北の歳時記

道東の自然と野鳥を紹介しています

2019年08月

成鳥の群れが8月中旬位に通過し、今は幼鳥の渡りが本格化しています。幼鳥はかなり近くまで寄ってきます。図鑑向けのドアップは今がチャンスですね。

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本日は八月のカウント日でした。出現順に記載します。
ハヤブサ カワウ スズガモ カワアイサ ハジロカイツブリ アオサギ ハクセレイ オオセグロカモメ オジロワシ ハシボソガラス トビ タンチョウ カワセミ キジバト ベニマシコ ゴジュウカラ カワラヒワ ノビタキ キアシシギ エリマキシギ ダイゼン ムナグロ メダイチドリ トウネン ハシブトガラス アマツバメ ハリオアマツバメ アカエリヒレアシシギ イソシギ セグロカモメ ハマシギ ヒバリ キョウジョシギ  以上 33種

今日のカウントの目玉は、アカエリヒレアシシギ350羽ですね。昨日の荒天で内湾に入ってきました。またシギの幼鳥群が多くなってきましたよ。警戒心は薄いです。また、驚いたことに夏羽のハジロカイツブリの300羽ほどの群れもいます。冬羽はよく見かけますが、夏羽のこれだけ大きな群れはビックリです。

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アオアシシギも5〜10羽います。潮回りによっては近づいてくれることもありますが、他のシギよりは警戒心はあることが多いですね。

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 当地の秋のシギチドリは、8月上旬に渡来のピークが来ることが多く、数は2000羽前後は観察できるのですが、今年は多くても500羽程度で渡来の山がわかりませんね。その代わり、種類数も渡来数も比較的長く観察できています。今の時期はそろそろ幼鳥群の渡来は始まりました。トウネンやキアシシギ、ハマシギの幼鳥が観察できますね。また、台風10号の影響か、アカエリヒレアシシギが干潟の水たまりに群れていました。シギチドリは今後も何が出るか要注意ですね。

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野付半島野鳥観察舎の前の淡水池の水位が下がってきましたので、干潟が見え始めています。その結果、淡水系のシギチドリが羽を休めてくれています。この半島は、ほとんどが塩水系の干潟しかないので、この野鳥観察舎前の淡水の干潟は貴重です。今観察可能なのは、タカブシギ、ヒバリシギ、セイタカシギ、コアオアシシギ、コチドリなどです。また、目の前のヨシ原には今年生まれのクイナの若鳥も頻繁に姿を見せてくれます。シギチドリの季節は短いので今が見頃ですね。

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